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開発途上国看護職の国家間移動を押し止めるホールドファクターとしての現任教育の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20659367
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

田代 順子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (30134175)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード開発途上国 / 看護職 / 職業満足度 / ケニア
研究概要

平成20年度は看護学生と看護師各15名にインタビューを行った(学生はフォーカスグループ)が、分析の結果、学生はmigrationのPull factorおよびhob satisfactionのmotivator, hygiene factorの3要素、看護師はmotivatorとhygiene factorの2要素が抽出された。学生・看護師共にmotivatorよりもhygiene factorのほうが多く、hygiene factorのほとんどがnegativeなものだった。それに対し、motivatorはpositiveなものも含まれており、特に看護師はmotivatorの一つとして、達成感、キャリアアドバンスを挙げている者が多く、また仕事自体は"happy"であるが、仕事に付随する環境について不満を持っている者が多いことが明らかになった。その中での一番の不満は、自分たちの努力が何の成果にも結びつかないことであり、具体的には給与、昇進、器材等の補充、労働環境の改善、そして看護師の専門性の向上であった。しかしながら、多くの者が看護学校進学の理由として「他の分野に比べて看護はキャリアを高めることができる」ことを挙げおり、キャリア向上の現状のシステムに対して不満はあるものの意欲があるが故とみなすこともできる。したがって、看護師の中では現任教育に対するニーズはあると考えられ、キャリア向上への意欲を満たすための現任教育が必要と考える。それは、仕事環境を変えることが難しい開発途上国において、看護師の仕事に対する満足度を高めretentionを高めることにつながると期待できる。具体的には、特に地方で働く看護師でも受けられる、現在あるhigher diplomaコースとは異なる現任教育の中で段階を踏んで専門性を高めることができるトレーニングプログラムを開発することが重要と考える。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The Factors Relating to Job Satisfaction of Kenyan Nurses2009

    • 著者名/発表者名
      成瀬 和子
    • 学会等名
      The 12^<TH> East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 発表場所
      聖路加看護大学
    • 年月日
      2009-03-14
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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