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嗅神経回路構築の分子メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 20680018
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

芹沢 尚  長岡技科大 (00466799)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2009年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2008年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
キーワード嗅覚 / 神経経路
研究概要

平成21年度は、OR遺伝子のゲノム上での並びの順番が嗅球における糸球の配置に反映されるとの仮説を検証するため、同一配列のMOR28遺伝子ユニットを3つ並べたコンストラクトよりトランスジェニックマウスを作製した。本年度は、このトランスジェニックマウスの詳細な解析を行う予定である。Cre-loxPシステムを用いて、トランスジーンのコピー数を1とすることができる。ORの発現領域がOR遺伝子のゲノム上での並びの順番により制御されているとすれば、全ての遺伝子ユニットは異なるゾーンから発現するはずである。Cre-loxPシステムを用いて、3つのユニットの向きを逆にした際に発現ゾーンも入れ替わるかも検証する。
嗅上皮の特定のゾーン内に存在する嗅神経が嗅球上の特定の位置に軸索投射する分子機構は未解決の問題である。これに関して、細胞認識分子をコードするPlexin-A3遺伝子が嗅上皮においてゾーン依存的に濃度勾配を形成して発現していることが判明している。Plexin-A3の嗅神経細胞における発現量が軸索投射位置を規定しているとの仮説を検証する。平成21年度にPlexin-A3遺伝子の単純なノックアウトマウスを解析したところ、嗅神経細胞の軸索投射位置には大きな影響はなかった。これは、嗅神経細胞集団の全体の性質が均質であるため、Plexin-A3の変異の影響が出にくいためと考えた。このため、本年度は、嗅神経細胞の部分集団、すなわちモザイクな集団でのみPlexin-A3が変異型となっているPlexin-A3遺伝子改変マウスの解析を行う。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Preferential localization of neural cell recognition molecule NB-2 in developing glutamatergic neurons in the rat auditory brainstem2009

    • 著者名/発表者名
      Manabu Toyoshima
    • 雑誌名

      The Journal of Comparative Neurology 513

      ページ: 349-362

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 嗅神経回路構築機構2008

    • 著者名/発表者名
      芹澤尚
    • 学会等名
      第五回NEFRE
    • 発表場所
      宮崎県宮崎市
    • 年月日
      2008-09-20
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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