耐震性を考慮した被災文化財の保存修復方法の研究

• 研究課題/領域番号: 20680038
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 文化財科学
• 研究機関: 国立民族学博物館
• 研究代表者: 日高 真吾 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 准教授 (40270772)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2008年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
• キーワード: 鉄燈籠 / 民俗文化財 / 能登半島地震 / 被災文化財 / 保存 / 穴水町 / 中居鋳物 / 明泉寺燈籠

研究概要

本研究では、2007年に発生した能登半島地震により被災した穴水町指定「明泉寺台燈籠」を研究対象に、地震で破損した鋳物の保存修復方法について研究した。研究では、「明泉寺台燈籠」について化学分析やX線透過試験をおこない、金属組成や破損程度について明らかにした。また、地震発生装置を利用して、能登半島地震維持の倒壊現象の再現試験をおこない、将来の地震に備えて、支持体の製作および免振台の選定をおこなった。その結果、明泉寺台燈籠を所蔵する能登中居鋳物館に再展示することができた。

研究成果

• [雑誌論文] 被災した民俗文化財「明泉寺燈籠」の研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 雑誌名: 民具研究 ページ: 4-15
• [雑誌論文] 被災文化財の保存処理事例3-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2010)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美, 他3名
  • 雑誌名: 文化財保存修復学会第32回大会研究発表要旨集 ページ: 42-43
• [雑誌論文] 文化財保存修復学会災害対策調査部会活動報告～能登半島地震及び中越地震における被災資料の復旧支援～ (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, 他6名
  • 雑誌名: 文化財保存修復学会第31回記念大会研究発表要旨集(文化財保存修復学会編) ページ: 314-315
• [雑誌論文] 民俗文化財の防錆処理に用いる不乾性油の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 雑誌名: 近畿民具 第31/32号 ページ: 35-46
• [雑誌論文] 民俗文化財の防錆処理に用いる不乾性油の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 雑誌名: 近畿民具 31/32号 ページ: 35-46
  • 査読あり
• [雑誌論文] 被災文化財の保存処理事例1-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美, 他10名
  • 雑誌名: 文化財保存修復学会第30回記念大会研究発表要旨集(文化財保存修復学会編) ページ: 72-73
• [雑誌論文] 被災文化財の保存処理事例1-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に (2008)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美, 他10名
  • 雑誌名: 文化財保存修復学会編『文化財保存修復学会第30回記念大会研究発表要旨集』 ページ: 72-73
  • 査読あり
• [学会発表] 明泉寺台燈籠の修理報告 (2010)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 公開シンポジウム「中居鋳物の文化を考える-明泉寺台燈籠からはじまる物語
  • 発表場所: 能登中居鋳物館
  • 年月日: 2010-11-07
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例3-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2010)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美, 他3名
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第32回大会
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例3-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2010)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, (他5名)
  • 学会等名: 文化財保存修復学会
  • 発表場所: 長良川国際会議場
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] 被災した民俗資料の保存活動-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 第34回日本民具学会大会
  • 年月日: 2009-12-06
• [学会発表] 被災した民俗資料の保存活動-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 日本民具学会第34回研究大会
  • 発表場所: 京都造形芸術大学(京都府)
  • 年月日: 2009-12-06
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例・-穴水町指定明泉寺燈籠を対象に- (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, 他5名
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第31回記念大会(文化財保存修復学会編)
  • 年月日: 2009-06-14
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例II-穴水町指定明泉寺燈籠を対象に- (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, 他5名
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第31回大会
  • 発表場所: 倉敷市芸文館(岡山県)
  • 年月日: 2009-06-14
• [学会発表] 能登半島地震で被災した鉄燈籠の修復活動の経過報告 (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 能登中居鋳物館講座
  • 年月日: 2009-03-20
• [学会発表] 能登半島地震で被災した鉄燈籠の修復活動について (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 第3回全国文化遺産防災サミット&文化遺産防災フォーラム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-03-06
• [学会発表] 能登半島地震で被災した鉄燈籠の修復活動について (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾
  • 学会等名: 第3回全国文化遺産防災サミット&文化遺産防災フォーラムin東京2009
  • 発表場所: 東京都東北芸術工科大学東京サテライトキャンパス
  • 年月日: 2009-03-06
• [学会発表] 文化財保存修復学会災害対策調査部会活動報告～能登半島地震及び中越地震における被災資料の復旧支援～ (2009)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, 他6名
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第31回記念大会(文化財保存修復学会編)
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例1-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第30回記念大会
  • 年月日: 2008-05-17
• [学会発表] 被災文化財の保存処理事例1-穴水町指定「明泉寺燈籠」を対象に (2008)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾、園田直子、和高智美, 他10名
  • 学会等名: 文化財保存修復学会
  • 発表場所: 福岡県九州国立博物館
  • 年月日: 2008-05-17
• [備考] ホームページ等 国立民族学博物館ホームページ
  • URL: http://www.minpaku.ac.jp/research/sr/20680038.html
• [備考]
  • URL: http://www.minpaku.ac.jp/common/20110311rekishibunka.html
• [備考] 国立民族学博物館ホームページ
  • URL: http://www.minpaku.ac.jp/research/sr/20680038.html
• [備考]
  • URL: http://www.minpaku.ac.jp/staff/hidaka/01.html#result
• [備考] 国立民族学博物館ホームページ
  • URL: http://www.minpaku.ac.jp/research/sr/20680038.html