宍道湖と中海を繋ぐ大橋川の汽水域生態系における生物群集の長期的変動

• 研究課題/領域番号: 20681001
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 倉田 健悟 島根大学, 汽水域研究センター, 准教授 (40325246)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2008年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
• キーワード: 汽水域 / 感潮河川 / ヤマトシジミ / ホトトギスガイ / 底生生物群集 / 個体群動態 / 気候変動 / 河川改修 / 生態系影響評価 / 大橋川 / 生物群集 / 長期的変動 / 地球温暖化

研究概要

島根県大橋川において汽水性二枚貝類のヤマトシジミとホトトギスガイの個体群を調べた。上流(宍道湖側)から下流(中海側)までの定点において毎月サンプリングを行った。大橋川の深部を塩水が遡上し、ホトトギスガイの分布と進入はこの塩水遡上に対応していた。出水時にヤマトシジミは下流側まで分布を拡大した。 2005 年 11 月から 2013 年 3 月までの大橋川上流地点におけるヤマトシジミの個体群密度は、冬季に小さく夏季に大きい傾向があった。

研究成果

• [雑誌論文] 2006 年の宍道湖における底生動物の分布 (2013)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟・山口啓子・瀬戸浩二・園田武
  • 雑誌名: Laguna(汽水域研究) 巻: 19 ページ: 1-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] Spatial differences in stable isotope signatures of crustaceans in brackish lake systems, western Japan. In: Asakura, A. (ed.) (2011)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K., Horinouchi, M. and Dettman, D.L.
  • 雑誌名: New frontiers in crustacean biology, Crustaceana Monographs Series ページ: 341-354
  • 査読あり
• [雑誌論文] Life history of Ammonia "beccarii" forma 1 on hard substrate in the Ohashi River, southwestern Japan. (2010)
  • 著者名/発表者名: Takata, H., Seto, K., Kurata, K., Hiratsuka, J. and Khim, B.-K
  • 雑誌名: Fundamental and Applied Limnology 巻: 178 ページ: 81-88
  • 査読あり
• [雑誌論文] Distribution of living (stained) benthic foraminifera (Protista) in the Ohashi River, southwest Japan: a clue to recent faunal change in the Lake Shinji-Nakaumi system (2009)
  • 著者名/発表者名: Takata, H., Seto, K., Kurata, K. and Khim, B.-K
  • 雑誌名: Fundamental and Applied Limnology 巻: 174 ページ: 185-192
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大橋川の汽水環境を調べる会 (2008)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟、堀之内正博、戸田顕史、平塚純一、品川明、瀬戸浩二、高田裕行、香月興太、石飛裕
  • 雑誌名: 島根県大橋川の汽水環境の保全に関する研究(継続)、プロ・ナトゥーラ・ファンド第17期助成成果報告書 ページ: 3-35
• [雑誌論文] 大橋川の汽水環境を調べる会 (2007)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟、堀之内正博、戸田顕史、平塚純一、布村昇、品川明
  • 雑誌名: 島根県大橋川の汽水環境の保全に関する研究、プロ・ナトゥーラ・ファンド第16期助成成果報告書 ページ: 25-34
• [学会発表] 大橋川における 2005 年から 2012 年までのヤマトシジミ個体群の変動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟・平塚純一・川上豪・桑原正樹
  • 学会等名: 島根大学汽水域研究センター第20回新春恒例汽水域研究発表会 汽水域研究会例会 合同研究発表会
  • 発表場所: 島根県民会館(松江市)
  • 年月日: 2013-01-12
• [学会発表] 大橋川における2005年から2012年までのヤマトシジミ個体群の変動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟（島根大学汽水域研究センター）・平塚純一（島根野生生物研究会）・川上豪（自然再生センター）・桑原正樹（宍道湖漁業協同組合）
  • 学会等名: 島根大学汽水域研究センター第20回新春恒例汽水域研究発表会 汽水域研究会例会 合同研究発表会
  • 発表場所: 島根県民会館（松江市）
• [学会発表] Changes of benthic community caused by anthropogenic changes in the Honjo area of Lake Nakaumi, western Japan (2011)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K., Yamaguchi, K., Seto, K. and Sonoda, T.
  • 学会等名: LOICZ Open Science Conference 2011
  • 発表場所: Yantai, China
  • 年月日: 2011-09-12
• [学会発表] Stable isotope ratios of molluscs in Lakes Shinji and Nakaumi. International Symposium on Isotope Ecology 2010 in Kyoto: Relationship between biodiversity and ecosystem function. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K., Horinouchi, M. and Dettman, D.L.
  • 学会等名: Coop-Inn Kyoto
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 2010-10-02
• [学会発表] Temporal and spatial changes of the bivalves Corbicula japonica and Musculista senhousia in the Ohashi River, western Japan. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K. and Hiratsuka, J
  • 学会等名: The 14th International Symposium on River and Lake Environments. Shinshu University
  • 発表場所: Ueda, Japan
  • 年月日: 2009-08-29
• [学会発表] Temporal and spatial changes of the bivalves Corbicula japonica and Musculista senhousia in the Ohashi River, western Japan (2009)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K., Hiratsuka, J.
  • 学会等名: The 14th International Symposium on River and Lake Environments
  • 発表場所: Shinshu University, Ueda.
• [学会発表] Temporal and spatial changes of the bivalves Corbicula japonica and Musculista senhousia in the Ohashi River, western Japan. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kurata, K., Hiratsuka, J.
  • 学会等名: The 14th International Symposium on River and Lake Environments.
  • 発表場所: Shinshu University, Ueda, Japan
• [学会発表] 島根県斐伊川水系宍道湖・大橋川におけるヤマトカワゴカイ Hediste diadromaの生殖群泳とヒメヤマトカワゴカイ H. atokaの環境棲息特性. (2008)
  • 著者名/発表者名: 戸田顕史・倉田健悟・佐藤正典・品川明
  • 学会等名: 2008 年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会
  • 発表場所: 熊本県立大学(熊本市)
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] 島根県大橋川の汽水環境の保全に関する研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟
  • 学会等名: 第13回プロ・ナトゥーラ・ファンド助成成果発表会
  • 発表場所: 主婦会館プラザF
• [学会発表] 島根県大橋川における出水前後の底生生物群集の変化 (2007)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟・戸田顕史・平塚純一
  • 学会等名: 2007年日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会
  • 発表場所: 横浜市立大学
• [学会発表] 大橋川におけるヤマトシジミとホトトギスガイの個体群動態-2006年夏の出水の影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟・平塚純一
  • 学会等名: 平成19年度生物系三学会中国四国支部大会鳥取大会
  • 発表場所: 鳥取大学工学部
• [学会発表] 島根県大橋川の汽水環境の保全に関する研究 (2006)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟
  • 学会等名: 第12回プロ・ナトゥーラ・ファンド 助成成果発表会
  • 発表場所: 主婦会館プラザF
• [学会発表] 島根県大橋川におけるヤマトシジミとホトトギスガイの個体群動態 (2006)
  • 著者名/発表者名: 倉田健悟・平塚純一
  • 学会等名: 2006年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会
  • 発表場所: 広島県立産業技術交流センター
• [備考] 島根大学汽水域研究センター
  • URL: http://www.kisuiiki.jp/