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高分解能衛星データによる東アジア全域の草原バイオマス推定とその長期変動解析

研究課題

研究課題/領域番号 20681002
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境動態解析
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

小林 秀樹  独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, 研究員 (10392961)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2008年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
キーワード草原 / バイオマス / 高分解能衛星 / 草原退化 / 過放牧 / 気候変動 / 分光反射率 / フェノロジー
研究概要

本年度は,高分解能バイオマスマップの作成及び検証用の衛星データの高頻度観測をチベット高原サイトで行った。収集したデータはASTER, SPOT/HRG, TerraSARXの各データであり,フェノロジー観測を行うために春先の4月から10月にかけてひと月に一枚以上のデータを取得することができた。その一方で,チベット地域の政情不安などの理由により現地に赴いて現場観測を行うことはできなかった。また,初期解析としてSPOT/VEGETATIONとTerra/MODISの10年近くにわたるデータセットから二つの植生指数(EVI, NDWI)を計算しバイオマス変動の把握を試みた。そしてアジア地域の草原の10年スケールの変動を1kmの空間解像度で評価した。その結果,この地域のバイオマス変動は,バイオマス分布図を国境データと重ね合わせるとモンゴルと中国の国境付近で明瞭な違いが見受けられた。まずモンゴル国内のゴビ砂漠の北の半乾燥草原では,広い領域にわたって草原バイオマスが減少していることが明らかとなった。一方で,ゴビ砂漠の東に位置する中国国内の内モンゴル自治区内の半乾燥草原においては,バイオマスの減少は確認されなかった。こうした国毎の違いは,半乾燥草原のバイオマスが単に雨量や気温などの気候変動によって変化しているのではなく,人為起源の影響(国毎に異なる土地利用の方策の違い)が大きな要因となっていることを示す結果である。今後,高分解能データを用いて詳細に検討することでこのバイオマスの変動をより詳細に把握することができると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Evaluation and improvement of thephenology monitoring algorithm of terrestrial vegetation2008

    • 著者名/発表者名
      小林秀樹
    • 学会等名
      GOSATデータ利用ワークショップ & 第1回PI会議
    • 発表場所
      東京虎ノ門パストラル
    • 年月日
      2008-11-07
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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