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精神疾患を有する人の服薬継続を支援する協働型訪問看護とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 20689038
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関東北福祉大学

研究代表者

安保 寛明  東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (00347189)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワードアドヒアランス / 統合失調症 / 訪問看護 / コンコーダンス / 服薬 / 精神疾患
研究概要

協働性をもたらすために有効な看護師の介入技術として有効と思われる看護師の面接技術集としてConcordance Skillがある。これは、英国のGray博士らが開発した精神疾患患者のための動機づけ面接を主体とした地域精神科看護師向けの面接技術集であり、マニュアルの翻訳や日本での実施例の蓄積によって日本でも使用可能にした。
我が国の精神訪問看護で活用可能にするためには、コンコーダンス・スキルを習得し看護師が効果的に活用できるようになる必要があるため、研修プログラムを作成して研修後の看護師たちの変化と患者に生じる変化を測定する方法を検討した。研修プログラムは、コンコーダンスの概念と基本的な面接技術の演習を行う短期間(12時間)のプログラムで、法人や地域の異なる2地域4医療機関を対象に12時間の研修プログラムを実施した。
研修プログラムの評価には、Level 1:満足度評価Level 2:能力向上の自己評価Level 3:能力向上の他者評価Level 4:成果評価とし、当該年度では、研修実施直後に調査可能であるLevel 1:満足度評価を実施終了した。満足度を評価する指標にはCSQ (Client Satisfaction Questionaire)8項目版を用いた。満足度の平均点は26.5点(32点満点)であり、同種の他の研修に比べて高い満足度を示した。今後、Level 2以降の評価が得られたのちに研究成果を発表する予定である。
また、専門看護師を含む精神看護領域の訪問看護師に対するヒアリング調査を実施し、協働型訪問看護を実践する事に対する障壁として「対立場面で協働を表明することへの恐れ」「患者指導の必要性がある場面での迷い」「自己責任の範囲の不明瞭さ」があることが判明した。また、地域で暮らす精神疾患患者の意思決定に関する困難場面を抽出した。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 修士課程では質的研究に関してどのような教育が行なわれているか2009

    • 著者名/発表者名
      大熊恵子, 安保寛明
    • 雑誌名

      看護研究 42

      ページ: 315-320

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] コンコーダンス・スキル概論協調型看護には理念と技術が必要だ2009

    • 著者名/発表者名
      安保寛明
    • 雑誌名

      精神科看護 36

      ページ: 19-26

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 患者さんの服薬意欲向上に役立つコミュニケーションスキル~コンプライアンスからコンコーダンスヘ~2010

    • 著者名/発表者名
      安保寛明
    • 学会等名
      心理教育・家族教室ネットワーク研究大会
    • 発表場所
      クローバープラザ(福岡県)
    • 年月日
      2010-03-20
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 看護が行う服薬アドヒアランス増進コンコーダンス・スキル2008

    • 著者名/発表者名
      安保寛明、武藤教志
    • 学会等名
      日本精神保健看護学会
    • 発表場所
      東京女子医科大学(東京都)
    • 年月日
      2008-06-21
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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