研究概要 |
スキーマとそれに関して妥当なXMLデータが蓄積・管理されている状況を考える. スキーマが更新された場合,XMLデータは通常妥当でなくなるため,スキーマの更新に応じてXMLデータを妥当なものに変換する必要が生じる. しかし,このような変換をすべて手作業で行うのは非現実的である. そこで本研究では,スキーマに適用される編集操作列からXML変換アルゴリズムを推測する問題について考察し,その推測が一般には計算困難であることを示し,ある十分条件の下でK最適編集操作列を求める擬多項式時間アルゴリズムを構成した.
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