研究概要 |
本研究ではまず,曲線復元問題をグラフ論的問題として定式化し,従来の閾値を用いる解法と,貪欲算法,厳密算法を比較し,この順に復元精度がよくなることを理論的に証明した.一方,曲面復元問題をこのアプローチで定式化することは困難であった.そこで本研究では,異なるアプローチから形状復元問題をとらえることとした.第一のアプローチでは,各標本点に未知パラメータを設定し,「うねり」最小化問題として定式化することを試みた.第二のアプローチでは,曲線をその中心軸および中心軸からの距離として表現することを考えた.今後は,上記二つのアプローチによる形状復元法を完成させたい.
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