研究概要 |
本研究では,カメラとレーザ測域センサと組合せた,頭部向きの計測を含む,人物行動計測手法を確立した.具体的には,レーザ測域センサを人の肩の高さ付近に設置し,人物の位置と身体の向きを計測する.同時に,レーザ測域センサの上部に設置した全方位カメラで人物の頭部の位置と向きの計測を行う.一般にミラー式全方位カメラでは,広範囲を観察できる半面,画像の解像度は低いが,レーザ測域センサと組合せ,身体の向きとの相互関係を考慮することで,低解像度で頭部が観察される場合でも,頭部の追跡や向きの計測が可能となった.開発した手法を美術館で絵の説明をするガイドロボットなどに応用し,その有効性を確認した.
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