研究課題
若手研究(B)
神経回路形成過程において神経軸索はセマホリンなどの反発因子やネトリンなどの誘因因子にナビゲートされながら、最終的に標的細胞とシナプスを形成する。しかしながら、その分子機構についてはいまだ不明な点が多い。申請者は神経回路形成の分子機構について解析した結果、神経発生に関与する新規タンパク質(CRAM, CRAG, M-septin, MITOL)の同定に成功した。これらの分子群の機能は未だ不明な点が多いが、その重要性は様々な実験結果より示唆されている。本研究においてこれらの分子の機能解析を行い、神経回路形成におけるレドックスシグナリングという新しいシグナル伝達機構の一端を明らかにした。さらに、これらの研究成果を基に神経変性疾患の病態の解明および遺伝子治療法を開発が期待される。
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Mol. Biol. Cell 20(21)
ページ: 4524-4530
Mol.Biol.Cell 20