研究概要 |
新しい光科学技術である軌道角運動量を有した光渦はそのユニークな特性とともに,DNAや細胞の制御など,応用分野でも注目を集めている。現在までに光渦の発生法や微小物体の制御に関する研究は提案されているが,センシングに関する研究は多くなかった。本研究では,渦スペクトルの生成と,渦スペクトルがもつ特異な光学特性を応用し,生体分子の挙動や物質の組成に関わる情報を引き出すことを目的に研究を行った。作製された軸対称1/4波長板を用いた渦スペクトルセンシングによってホモジニアスでない物性の偏光特性の検出を明らかにした。
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