研究概要 |
利き手交換時の書字能力を計測するために,脳血管障害により右片麻痺を呈した患者(CVA群)整形疾患により右手の使用が困難となった患者(整形群)比較対象群として健常者(健常群)を対象とした.計測データは,描画時間,筆圧,描画面積,描画軌跡長,ペンの握り圧であった.結果,CVA群のなぞりの正確性は複数の図形で健常群・整形群と比較し課題図形との面積差や課題図形の周径と描画軌跡長の差が大きいことから正確性が低いことが明らかになった.また各群との比較では描画回数の前半では差が見られず.回数を重ねた後半で差が出現することが明らかになった.
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