研究課題/領域番号 |
20700455
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
高橋 真紀 産業医科大学, 医学部, 助教 (10441825)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 脳卒中後うつ(PSD) / 塩酸パロキセチン / ADL / QOL / 脳卒中後うつ |
研究概要 |
脳卒中後うつ(PSD)の患者に対し、選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)のひとつである塩酸パロキセチンもしくはコントロールとしてニセルゴリンを8週間投与し、投与開始から8ヶ月間のうつの重症度、脳卒中の障害、QOLなどを評価、比較したところ、薬剤投与中は塩酸パロキセチンを投与した群はコントロール群に比べうつが改善していたが、薬剤投与終了時の歩行能力やADLの改善には差を認めなかった。しかし、入院期間は塩酸パロキセチンを投与した群で短い傾向であった。また、薬剤投与開始8ヶ月後のADLやQOLは2群間で差を認めなかった。PSDに対するSSRIの投与は長期的なADLとQOLには影響を与えていなかったが、脳卒中回復期にPSDを的確に診断しSSRIを投与することはうつを早期に改善し、入院期間を短縮する可能性がある。
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