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精密把握運動における物体重量と余剰把握力の関係

研究課題

研究課題/領域番号 20700475
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 身体教育学
研究機関熊本県立大学

研究代表者

青木 朋子  熊本県立大学 (50433412)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード脳・神経 / 神経科学 / 運動制御 / バイオメカニクス / 把握運動
研究概要

本研究の目的は、先行研究で調べられてきた200~800gに比べ、日常生活で一般的に使用されることの多い、より軽量な物体(8~180g、10条件)を把握した際の力調節について調べることである。先行研究で200~800gの物体が用いられてきたのは、フォースセンサーを配備した把握器を軽量化するのが困難だったためである。そこで、本研究では、指先による3軸方向の発揮力を測定可能な小型フォースセンサーを配備した軽量(8g)把握器の開発を行った。この把握器を用いて、10名の被験者を対象に測定を行った結果、安全領域絶対値は物体重量が大きくなるにつれて増大することが明らかとなった。一方、安全相対値については、40g以上の重い物体では、先行研究と同様、一定となったが、30g以下の軽量の物体では、最も軽量な8gの条件で安全領域が最も小さくなり、15g、20g、30gの順に徐々に大きくなることが明らかとなった。つまり、これまでの研究ではこの安全領域が各個人で一定であるとされてきたが、本研究から30g以下の軽量物体では、より小さい安全領域での把握が行われていることが明らかとなり、重量によって異なる把握運動制御戦略が用いられていることが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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