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小学生における合理的な疾走動作獲得のための補助具の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20700482
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 身体教育学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

木越 清信  愛知教育大学, 教育学部, 講師 (20378235)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード小学生 / 疾走動作 / 補助具 / 遊脚の膝関節 / 短距離走 / 腿上げ角度
研究概要

本研究では,主に遊脚の膝関節角度,およびもも上げ角度に関して合理的な動作を獲得するための補助具を開発し,その効果を検討することを目的とした.本研究の被験者は,愛知県N小学校6年生2クラス66名(男子38名,女子28名,)であった.本研究において使用した補助具は,幼児用笛つきサンダルを改良し,ベルトによって大腿部に固定できるように開発したものであり,遊脚において膝関節が十分に屈曲している,または屈曲していない感覚を,音の有無によってフィードバックさせるものである.実験は,体育の授業を3時間とし,最初の時間と最後の時間に50m走タイムを測定した.二時間目の授業では,補助具を装着して,もも上げ運動を行い,遊脚の膝がしっかりと屈曲されている場合に音がなり,屈曲されていない場合に音がならないことを確認させた.その結果,30m-40m地点における疾走速度およびピッチは,PostにおいてPreと比較して有意に高い値を示した.なお,ストライドは,PreとPostの間に有意な差は認められなかった.遊脚の膝関節屈曲角度は,平均値ではPreとPostとの間に有意な差は認められなかったが,Preにおいて膝関節角度が大きいものはPostにおいて小さくなる傾向を示し,逆に膝関節角度が小さいものは大きくなる傾向を示した.これらのことから,本研究において開発した補助具は合理的な疾走動作の習得および疾走速度の向上に有効であることが示唆された.これは,目的とする動作ができているか否かのフィードバックが即時に行われたためであると考えられる.なお,遊脚の膝関節角度については,本研究において開発した補助具の使用により,最適な角度へ収束する傾向が認められた.

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 発育・発達段階に応じた合理的な疾走動作2008

    • 著者名/発表者名
      木越清信
    • 学会等名
      愛知教育大学保健体育講座学会
    • 発表場所
      愛知教育大学
    • 年月日
      2008-11-01
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考] 現在,投稿準備をしており,今年度(22年度)中の投稿を目指しています

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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