研究概要 |
本研究は,幼児の浮き指の実態と浮き指に関連する要因を明らかにした.幼児期全体(3~6歳)に多くの浮き指者が存在すること,浮き指は第5指,第4指,第2指,第3指の順に多いこと,および,幼児期の1年間で浮き指の本数は減る傾向にあり,その傾向は浮き指の本数が多い幼児ほど顕著であることが明らかにされた.浮き指の有無と体力テスト間の関係はなかったが,男児において浮き指の本数は足指の使用が重要な立ち幅跳びテストの結果に影響していた.また,浮き指の有無および本数は開眼片脚立ちテストにおける姿勢安定性に影響を及ぼさなかった.
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