研究課題/領域番号 |
20700594
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 西南女学院大学 |
研究代表者 |
田代 幸寛 西南女学院大学, 短期大学部・生活創造学科, 准教授 (90448481)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ファージセラビー / ファージセラピー / ビブリオ・バルニフィカス / 細菌性食中毒 / 動物感染モデル |
研究概要 |
バルニフィカス感染性バクテリオファージの探索を行った。有明海の底泥より4種類のバクテリオファージの分離に成功した。分離バクテリオファージの宿主特異性を調べたところ、全バクテリオファージはVibrio vulnificus NBRC 15645^Tのみに感染することを明らかにした、また、分離バクテリオファージを電子顕微鏡で観察したところ、横輻約200 nm、高さ約800 nmのバクテリオファージであることが分かった。さらに、分離バクテリオファージの溶菌曲線を作成した。また、分離バクテリオファージのゲノム抽出を試みたが、十分な収量が得られなかった。一方、V.vulnificus ATCC27562^TおよびV.vulnificus K-6株の培養液をC57BL/J6マウスの後肢足底部への皮下注射を行い、バルニフィカス感染症動物実験の作成に成功した。さらに、V.vulnificus K-6株および感染性バクテリオファージを感染させたK-6株の溶原株(L-K-6株)をC57BL/J6マウスの足底部に皮下注射した。その結果、K-6株では6匹中4匹が死亡したが、L-K-6株では、6匹中全匹生存した。また、L-K-6株では、K-6株と比較して増殖速度の低下と溶血活性の上昇が観察された。
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