研究課題
若手研究(B)
食餌性の母体の必須金属欠乏や過剰状態が,胎児の発育に及ぼす影響を,ヒト胎盤および卵巣細胞株と妊娠マウスを用いて調べた.その結果,女性ホルモン合成酵素の発現が亜鉛欠乏で増加し,亜鉛過剰で減少した.また,鉄欠乏は,小腸と同様に胎盤における鉄輸送系の発現増加と,胎児重量の減少をもたらした.よって,亜鉛や鉄の母体栄養状態が胎児の発育に重要であり,特に,妊婦には鉄の十分な摂取が不可欠であることが明らかになった.
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