研究課題/領域番号 |
20700610
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
白神 俊幸 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 准教授 (70363596)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 食と栄養 / ペプチド栄養 / ラット / 小腸 / 粘膜傷害 / 大豆ペプチド / 栄養改善 / 血漿 / アルブミン / サイトカイン / 大豆ペプチド食 / 抗体アレイ |
研究概要 |
5-フルオロウラシル投与により実験的に小腸を傷害したラットにおいて、小腸オリゴペプチド吸収は比較的維持されることが知られている。これまでに、本傷害ラットに分離大豆たん白質、特に大豆オリゴペプチドを含有する食餌を与えると、血漿アルブミン値やアルブミン/グロブリン比が改善されることを明らかにした。本研究では、この栄養改善効果を反映するサイトカイン等の血漿指標を調べた。その結果、種々の指標が変動したが、カゼイン食を摂取させた傷害ラットにおいて上昇した炎症性インターロイキン-6および抗炎症性インターロイキン-10が大豆オリゴペプチド食摂取群で正常レベルに低下する傾向がみられた。以上より、ペプチド食摂取による腸管傷害の抑制とペプチドによる窒素源の効率的補給により、血漿アルブミン値等の上昇に反映される栄養状態の改善がみられたと考えられた。
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