研究課題
若手研究(B)
都市印章は、動的な歴史過程としての中世都市の自己認識から生み出されると同時に、自己認識それ自体をつくりだす媒体である。つまり都市印章はデュルケムの言う社会的表象を示す史料である。この表象が伝える都市のイメージは、しばしば考えられてきたような世俗的性格を持つものではない。むしろキリスト教的図像学の枠内に都市を留め、都市自らが一個の宗教的共同体であると自己認識していたことを示す。都市印章が都市の置かれていた多元的な権力関係とその自己認識とを表象することを、本研究では明らかにした。
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