研究概要 |
本研究では、王党派詩人ロバート・ヘリック(Robert Herrick, 1591-1674)において、これまでこの作家の抒情的側面にのみ向けられがちであった評価に対し、リーア・マーカス(Leah S.Marcus)やマージョリー・スワン(Marjorie Swann)らの先行研究を踏まえ、また当時の情況を念頭に置いた上で、詩集『ヘスペリディーズ』(Hesperides, 1648)における王党派の政治的プロパガンダとしての機能について考察した。成果として、研究論文二本を纏め、著書(共著)として公表した。
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