研究課題/領域番号 |
20720118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
井本 亮 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (20361280)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 副詞的修飾 / 情態修飾 / 強制 / 結果構文 / 「Vすぎる」 / 概念意味論 / 意味強制 / 意味範疇 / 事象投射理論 / 形容詞連用形 / 連用修飾 / 結果の副詞 / 語彙意味論 / 段階性 |
研究概要 |
本研究は、日本語の副詞的修飾関係によって生じる意味強制の現象を記述し、動詞述語文における意味計算のメカニズムを明らかにしようとするものである。本研究では特に複合動詞句「Vすぎる」、結果構文を中心に分析した。そして、副詞的修飾関係が修飾限定の基本原理をもとに意味的整合を図り、要素間の意味的衝突が生じる場合には、文の構成要素にはない意味を導入することによって意味的不整合を回避するプロセスを有することを論証した。これにより、副次的・付随的とされてきた副詞的修飾によって文の意味解釈の更新が起こることが明らかになった。
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