研究課題/領域番号 |
20720124
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
福嶋 健伸 実践女子大学, 文学部, 講師 (20372930)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2009年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | テンス / アスペクト / モダリティ / 文法化(grammaticalization) / 意志・推量表現 / 存在動詞・存在表現 / ~テイル・~テアル / 類型論 / 〜テイル・〜テアル |
研究概要 |
~テイル、スル、~ウ・~ウズ(ル)によって構成される中世末期日本語の体系を明らかにした後、「~テイルの発達」「動詞基本形の〈未来(以後)〉への移動」「~ウ・~ウズ(ル)の減少」「~タの〈過去(以前)〉形式化」という近代日本語のテンス・アスペクト・モダリティ体系の変遷を記述し、その背景として、「「~テイル」の発達によって<状態-非状態>というアスペクト体系が獲得され、それに伴って<現在><過去><未来>がほぼ専用の形式で表し分けられるようになったこと」と「主節の従属節に対する支配が強くなったこと」の2つを指摘した。これらの成果により、当初の目的を達成したといえる。
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