研究課題/領域番号 |
20720163
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小倉 佳絵 (高光 佳絵) 千葉大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教 (10334591)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | グローバル化 / 多国間関係 / オーストラリア / 米豪関係 / 対ソ認識 / 日中戦争 / 太平洋問題調査会 / ホーンベック / ウェルズ / ブルース / Keith Officer / R.G.Casey / 米ソ関係 / 米独関係 / 日米関係 / ウィリアム・ブリット / サムナー・ウェルズ / スタンレー・ホーンベック |
研究概要 |
アメリカは日中戦争期にソ連が唯一の主要な中国支援国となることにも警戒感を見せず、独ソ不可侵協定後も極東ではソ連が中国を支援し続けると考え、日ソ合意の可能性は乏しいと認識していたことが明らかになった。その結果、アメリカはドイツがヨーロッパで攻勢を開始しても、対日強硬姿勢を変えず、日本の攻撃を恐れるオーストラリアを困惑させた。アメリカが自らの積極的関与を避け、日中戦争の継続を支持する姿勢を示したことは日中英関係の全面的解決を望んでいたオーストラリアをして次善の策として日中戦争の継続を支持せざるを得ない状況に追い込み、太平洋における宥和の可能性を小さくしたと言える。
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