研究課題
若手研究(B)
江戸時代に全国の鉱山の中心的存在であった佐渡金銀山は、鉱山技術のみでなく鉱山絵巻製作にあたっても他鉱山に影響を与えたことを、佐渡金銀山絵巻と石見銀山絵巻との比較などから明らかにした。佐渡金銀山絵巻は新技術の導入や管理体制の変化に伴って部分的に内容が更新されながら百数十年にわたって描き継がれ、国内外に100点以上の所在が確認されているのに対し、石見銀山をはじめとする国内鉱山の絵巻の数は継続的な製作の傾向が少なく、その数もそれぞれ10点に満たないことも傍証となることを指摘した。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (10件)
新潟県立歴史博物館研究紀要 11号
ページ: 71-80
40017323809
新潟県立歴史博物館研究紀要 11