研究課題/領域番号 |
20720181
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 財団法人元興寺文化財研究所 |
研究代表者 |
坂本 亮太 財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (40435904)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日本史 / 中世 / 地域社会 / 武士 / 寺社 / 在地領主 |
研究概要 |
本研究では、相良氏の氏寺である肥後国人吉荘願成寺(熊本県人吉市)の存在形態を分析した。願成寺はもともと荘園の祈願寺であったのが、後に武士である相良氏の氏寺として取り込まれた寺院であった。武士は氏寺を媒介にして地域の支配を行っていた。戦国時代になると、中央の寺院で修行した願成寺僧が、仏教儀礼を通じて周辺寺院を末寺にしていく。氏寺が、檀那に依存するばかりでなく、仏教儀礼を通じて、地域の中核的な寺院として近世に変容していく様相をみることができる。
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