アイヌ文化期における小氷期とその影響に関する基礎研究

• 研究課題/領域番号: 20720215
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 考古学
• 研究機関: 北海道開拓記念館
• 研究代表者: 添田 雄二 北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (40300842)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 小氷期 / 北海道 / アイヌ / 考古学 / 環境変動 / 地質学 / アイヌ民族

研究概要

本研究では,北海道における小氷期の実態とそれに伴う自然災害の特徴を地質学的・考古学的手法によって明らかにし、それが自然界や人間社会に与えた影響についてまとめた。小氷期の北海道は寒冷化の影響によって、顕著な海退が起きていた。特に17～19世紀は、低地でも地下深部まで凍結していた。度重なる大雪や低温は、自然界の資源を減少させ、狩猟採集に大きく依存したアイヌ民族に深刻な影響を与えた。

研究成果

• [雑誌論文] 北海道における小氷期の古環境とアイヌ民族・松前藩との関係 (2011)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 鹿児島大学大学院理工学研究科博士論文 ページ: 75-75
  • 査読あり
• [雑誌論文] アイヌ文化期における小氷期とその影響に関する研究-伊達市ポンマ遺跡および千歳市末広2遺跡での調査報告- (2011)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二・山田悟郎・鈴木明彦, ほか11名、筆頭
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館研究紀要 第39号 ページ: 73-90
  • NAID: 40019033550
• [雑誌論文] アイヌ文化期における小氷期とその影響に関する研究-伊達市ポンマ遺跡および千歳市末広2遺跡での調査報告- (2011)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館研究紀要 巻: 39 ページ: 73-90
  • NAID: 40019033550
• [雑誌論文] 珪藻遺骸群集と堆積構造が示す末広2遺跡の古環境 (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 千歳市文化財調査報告書、末広2遺跡、千歳市 35 ページ: 59-62
• [雑誌論文] 伊達市ポンマ遺跡における地質学的・考古学的発掘調査-速報- (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二・手塚薫・青野友哉・菅野修広, ほか7名、筆頭
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館調査報告 49 ページ: 75-86
• [雑誌論文] 伊達市ポンマ遺跡における地質学的・考古学的発掘調査-速報- (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館調査報告 49 ページ: 75-86
• [雑誌論文] アイヌ文化期～近現代の北方資源と小氷期とのかかわりII (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 北方の資源をめぐる先住者と移住者の近現代史 -北海道開拓記念館北方文化共同研究報告- ページ: 7-16
• [雑誌論文] 珪藻遺骸群集と堆積構造が示す末広2遺跡の古環境 (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 末広2遺跡-千歳市文化財調査報告書- 35 ページ: 59-62
• [雑誌論文] 千島列島における環境変動と居住史の関係解明に向けて-2008年KBP調査の成果から- (2009)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館研究紀要 第37号 ページ: 43-58
  • NAID: 40016937644
• [雑誌論文] 千鳥列島における環境変動と居住史関係解明にむけて (2009)
  • 著者名/発表者名: 手塚薫
  • 雑誌名: 北海道開拓記念館研究紀要 37 ページ: 43-58
• [学会発表] パレオ・ラボAMS研究グループテフラに覆われた遺跡出土貝類を用いた北海道噴火湾における海洋リザーバー効果の評価 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村賢太郎・添田雄二・青野友哉
  • 学会等名: 第13回AMSシンポジウム
  • 発表場所: ホテルキャッスル山形
  • 年月日: 2011-01-28
• [学会発表] テフラに覆われた遺跡出土貝類を用いた北海道噴火湾における海洋リザーバー効果の評価 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村賢太郎
  • 学会等名: 第13回AMSシンポジウム(日本AMS研究協会)
  • 発表場所: ホテルキャッスル山形
• [学会発表] 北海道伊達市ポンマ遺跡から復元された17世紀の古環境 (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二・山田悟郎・渡邊剛・早田勉・池田陽香・鈴木明彦・都郷義寛・青野友哉・菅野修広・赤松守雄
  • 学会等名: 日本文化財科学会第27回大会
  • 発表場所: 関西大
  • 年月日: 2010-06-26
• [学会発表] 北海道伊達市ポンマ遺跡から復元された17世紀の古環境 (2010)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 学会等名: 日本文化財科学会第27回大会
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2010-06-26
• [学会発表] 小氷期や自然災害が千島アイヌに与えた影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二・手塚薫
  • 学会等名: 日本文化財科学会第26回大会
  • 発表場所: 名古屋大
  • 年月日: 2009-07-12
• [学会発表] 小氷期や自然災害が千島アイヌに与えた影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 学会等名: 日本文化財科学会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2009-07-12
• [学会発表] 1669年に起きたシャクシャインの戦いの「遠因」について (2008)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 学会等名: 日本文化財科学会第25回大会
  • 発表場所: 鹿児島国際大
  • 年月日: 2008-06-14
• [学会発表] 小氷期がアイヌ民族に与えた影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二・山田悟郎
  • 学会等名: 日本文化財科学会第25回大会
  • 発表場所: 鹿児島国際大
  • 年月日: 2008-06-14
• [学会発表] 小氷期がアイヌ民族に与えた影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 学会等名: 日本文化財科学会
  • 発表場所: 鹿児島国際大学
  • 年月日: 2008-06-14
• [学会発表] 1669年に起きたシャクシャインの戦いの「遠因」について (2008)
  • 著者名/発表者名: 添田雄二
  • 学会等名: 日本文化財科学会
  • 発表場所: 鹿児島国際大学
• [備考] NEWS→過去の主なNEWS→「共同研究の成果がシンポジウムで賞を受賞しました」
  • URL: http://www.hmh.pref.hokkaido.jp/
• [備考] NEWS→過去の主なNEWS→「共同研究の成果がシンポジウムで賞を受賞しました」
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