| 研究概要 |
本研究は,超高齢社会化に直面する我が国において,高齢者の社会的結節点がどのように形成され,維持されているのかを,高齢社会化が急速に進む中山間地域を対象に明らかにした。高齢者は,長年培ってきた自己の生活経験や知識を地域組織や地域産業での活動に生かしながら他者との社会関係を形成しており,社会的結節点の創出と維持には高齢者の地域的活動を可能にする空間や機会を提供・支援することが重要である。本研究の考察を通して,超高齢社会地域としての中山間地域の振興に向けた取り組みに基礎的な資料を提示したといえる。
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