研究課題
若手研究(B)
本研究においては,フランスとイタリアにおける国家の非宗教性原則の解釈・運用に関する特質が提示された。フランスについては,当原則が,国家の中立性の名の下に,マイノリティによる基本権保障の要求を疎外する機能を果たしうるが,それでもなお,社会における文化的多様性と両立しうる柔軟な理念として運用されうることが結論づけられた。イタリアについては,特に憲法裁判所判例の分析から,当原則を公共空間における信教の自由の積極的行使と不可分のものとして構成する傾向性が摘出された。
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大須賀明先生喜寿記念論文集『憲法と国家機能の再検討』
ページ: 151-175
憲法と国家機能の再検討(大須賀明先生喜寿記念論文集)
巻: (掲載確定) ページ: 151-175
比較法研究 71号
ページ: 38-51
比較法研究
巻: 71号 ページ: 38-51
憲法変動と改憲論の諸相
ページ: 117-130
憲法理論叢書(16)『憲法変動と改憲論の諸相』