研究課題/領域番号 |
20730039
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会法学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中野 妙子 名古屋大学, 法政国際教育協力研究センター, 准教授 (50313060)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 社会法学 / 社会福祉 / スウェーデン / 社会福祉関係 / 社会サービスの利用関係 / 社会サービス争訟 / 社会保障法 |
研究概要 |
わが国では、介護保険制度の施行後、サービス利用中の事故を巡る争訟が増加している。裁判例からは、要介護状態にある利用者の心身の状況に応じて適切な介護を行い、事故から利用者の安全を守るために適切な対応を取る義務を、サービス提供者は負うといえる。そして、その義務の内容は、家庭内介護において家族が行う注意・監視の程度よりも高く、介護に従事する専門職に一般に期待される水準となっている。他方、スウェーデンにおける社会サービス法を巡る争訟は、サービスの提供責任を負うコミューン(自治体)の決定をめぐる紛争、社会サービス受給権の発生要件を巡る紛争、社会サービスの水準の紛争に分類することができる。同国では2009年に社会サービスにおける選択自由制が導入されており、今後、選択自由制の下でのサービスの水準の維持が新たな論点となると予想される。
|