研究課題/領域番号 |
20730109
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小山 俊樹 立命館大学, 文学部, 講師 (90454503)
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研究協力者 |
吉田 武弘 立命館大学, 文学研究科, 大学院生
田村 悠 立命館大学, 文学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 近代日本 / 政党政治 / 政治改革 / 政官関係 / 憲政の常道 / 元老 / 二大政党制 |
研究概要 |
本研究は、戦前日本の政党内閣期に実現した二大政党制をめぐる構想や改革の動きを検証し、その課題点を探求した。第一に、政党内閣成立後の二大政党制の構想に関する、政党政治家と言論人らの認識の相違点を解明した。第二に、政権交代を不断に行う二大政党政治下での政策に連続性が乏しい点、および政権交代と民意の関連性が不十分である点などを課題とし、改革の論議が現れていたことを示した。第三に、二大政党間の対立激化にともなう、連立政権構想の挫折と、政官・政軍関係の悪化を指摘し、その政党政治崩壊との関連性を論じた。以上のように、本研究は戦前二大政党制の課題点を明らかにすることで、現代の政党政治に通じる諸論点を抽出し、客観的に評価するための基礎的考察を行ったものである。
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