研究概要 |
本研究は、人口減少及び行財政の効率化を背景として,市場メカニズムの活用,維持・更新投資の困難,及び維持管理水準の適正化等の課題に直面し,新たな制度設計の必要性に迫られている水道水の供給について,その鍵となるリスクの検討を厚生経済学的観点から行なった.水道水の消費における量的・質的リスクを前提として、供給に市場メカニズムを取り入れる際の制度設計、およびそれらのリスクにより家計が被る脆弱性の観点から社会資本整備としての上水道システムを厚生評価する方法について、理論的および実証的に検討した。
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