研究課題/領域番号 |
20730259
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 白鴎大学 |
研究代表者 |
飛田 幸宏 白鴎大学, 経営学部, 准教授 (40341771)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コーポレート・ベンチャー / 社内ベンチャー / スピンオフ / 事業創造 / 社内インキュベータ / インキュベータ / インキュベーション・マネジャー / インキュベーション / コーポレート・ベンチャー・キャピタル |
研究概要 |
本研究課題では、コーポレート・ベンチャー(以下CV、本研究では社内ベンチャー、スピンオフ型ベンチャー、コーポレート・ベンチャー・キャピタルをその対象と捉える)による事業創造、CVによる事業創造が有効に機能するうえでの母体企業の役割、および母体企業内でCVをハード面・ソフト面から支援する専門組織(本研究では「社内インキュベータ」と呼ぶ)の役割に焦点を当てている。 本研究では、ベンチャー企業をハード面・ソフト面から支援する専門組織であるインキュベータの実態や現状に関する調査研究を進めた。インキュベータが機能するためには、インキュベータを運営するトップ・マネジメント、さらにはインキュベータの運営の中心となるインキュベーション・マネジャーの役割が重要である。インキュベーション・マネジャーの役割として、インキュベータの管理・運営、外部機関および外部専門家との関係構築・維持、入居企業のサポートなどがあげられる。なかでも外部機関や専門家とのネットワークを構築しそれらの資源を活用することによって、入居企業へのサポート体制およびインキュベータの機能を充実させることが、インキュベーション・マネジャーの重要な役割であることがわかった。 本研究課題による成果として、インキュベータが、1.新興企業や創業間もない企業や起業家を対象として支援・育成する、2.入居企業の求めるさまざまな経営資源やサービスを提供する、3.インキュベーション・マネジャーによる支援と関係機関のネットワークを通じた支援を行う、4.入居企業を自立・卒業させることで地域における産業振興、雇用創出および地域経済の活性化を図る、といった特徴を有することを明らかにした。
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