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経営者による利益予測と証券アナリスト予測との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 20730302
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

張 櫻馨  横浜市立大学, 国際総合科学部, 准教授 (70404978)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード業績予想 / アナリスト予想 / 経営者予想 / 証券アナリスト予想 / 業績予測 / 決算短信 / 証券アナリスト予測
研究概要

四半期決算短信が導入された平成16年から平成18年にかけて、東京証券取引所1部上場企業から業績予想とアナリスト予想の両方を入手できる946社をサンプルに検証を行った。その結果は以下の通りである。
1. 経営者が業績予想を上方修正した場合、修正後の業績予想は実績値より低く、保守的な傾向が強い。その一方、下方修正した場合は、実績値よりも高く、楽観的な傾向が強いことが明らかとなった。すなわち、経営者が業績予想を修正する際、上方修正の場合でも、下方修正の場合でも、その修正幅を現状より控えめにする傾向があるといえる。
2. 証券アナリスト予想の傾向については、業績予想が上方修正された後の証券アナリストは、業績予想と同じく保守的な傾向にあるが、その傾向は業績予想よりも強いことが明らかとなった。また、業績予想が下方修正された後の証券アナリスト予想は、業績予想と同様に楽観的な傾向にあるが、その傾向は業績予想よりも顕著であるという結果を得ている。
3. 経営者が発表した業績予想の修正と逆の方向に修正した証券アナリスト予想の精度と、業績予想の修正値が発表されても、予想を据え置いた証券アナリスト予想の精度は、修正後の業績予想の精度よりも低いということも観察することができた。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 四半期決算短信に含まれている業績予想の特徴2010

    • 著者名/発表者名
      張櫻馨
    • 雑誌名

      横浜市立大学論叢 社会科学系列 61-1(2010年に発行確定)

    • NAID

      120005742687

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 四半期決算短信にに含まれている業績予想の特徴

    • 雑誌名

      横浜市立大学論叢~社会科学系列 61巻第1号

    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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