研究課題/領域番号 |
20730377
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
佐藤 繭美 法政大学, 現代福祉学部, 准教授 (90407057)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ソーシャルワーク / 終末期ケア / 死別 / 看取り / 援助者役割 / ソーシャルワーカー / 専門性 / 役割意識 / 援助姿勢 / 死生観 / 社会福祉専門職教育 |
研究概要 |
今年度は、医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)らを対象として、当事者の終末期において、ソーシャルワーカーはどのような役割を担うのかということについてアンケート調査を実施した。調査票は全国の緩和ケアが実施されている病院および無作為で抽出した一般総合病院996か所に配布し、回収率は約42%であった。調査の結果から当事者の死を身近で経験しているMSWは、死の看取りや役割意識、家族ケアへの意識は高いものの、死別に際して、SWの専門性を発揮しているかの問いには「どちらともいえない」が大多数を占めていた。専門的なケアを実施しているにもかかわらず、ソーシャルワーカーは自らの職務についての自信や明確な役割意識が持てずにいることが浮上したのである。こうした状況を改善するために、ソーシャルワーク実践における看取りについての明確な指針作りが急務といえる。
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