研究概要 |
X中高生における精神障害に対する知識・意識の現状を明らかにすることを目的に自記式質問紙調査を行い1,127名から有効回答を得た。大うつ病性障害についての仮想の事例(初発,未治療,医療的介入の必要性有り)に対して,約8割は事例がこころの病気であると回答した一方で約1割は特に問題がないもしくはストレス状態で病気ではないと回答していた。提示した事例と同様の経験有無を尋ねたところ,約4分の1 がこれまでにあったと回答していた。これらは中高校生に対する精神保健の知識の普及の必要性を強く示唆していると思われた。
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