研究課題/領域番号 |
20730413
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
具志堅 伸隆 東亜大学, 人間科学部, 准教授 (10449910)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 社会的認知 / 態度 / 信念 / スピリチュアリティ / 宗教 / 自尊感情 / 主観的幸福 / 摂理 / 不確実性 / 公正な世界 / 超自然的現象 / 素朴信念 / 素朴な宗教家 / 素朴理論 / 因果応報 / 輪廻 / 祈り / 運命 |
研究概要 |
本研究の目的は、一般の人々が抱く「素朴なスピリチュアリティ的信念」の存在について、実証的な検討を行い、その適応的な機能を検証することであった。一般人向けの書物の内容を検討することによって、素朴なスピリチュアリティ的信念を構成する次の7種類の概念を特定した。1.「肉体を超越した魂の存在・魂の永続性」、2.「因果応報の原理」、3.「心的イメージの現実化」、4.「神による守護や導き」、5.「天命・宿命」、6.「輪廻」、7.「神の存在」、である。さらに、それらを測定する質問項目を作成し、量的な調査を実施した。その結果、「魂の永続性」、「輪廻」、「神の守護」といった因子の他、「人生が"超自然的な力"によって秩序づけられている」こと、「その力は公正であり、正しいことを行う人間に幸せをもたらす」ことを意味する内容の項目群からなる「摂理」因子が抽出された。重回帰分析の結果、これら4因子のうち、「摂理」因子が精神的健康の指標となる主観的幸福感や自尊感と正の関係にあることが明らかとなった。
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