研究概要 |
本研究では,(1)ノートテイクのプロセスの分析,(2)授業方法やノート作成方法の違いが学習者のノートテイクに対する信念や,行動に与える影響について検討した。 (1)について,プレゼン形式の授業とメディア教材での個別学習を想定した実験の結果,学習者はマクロな構造化とミクロな構造化を繰り返しながらノートテイクをしていることが示された。(2)について,プレゼン形式と板書形式の授業と,手書きと電子的なノートの作成を組み合わせた実験を行った結果,板書形式の方がプレゼン形式よりも方略使用数が多いこと,手書きの方が理解度テストの得点や方略使用数が多いことが明らかになった。
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