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人を形容するときの「ふつう」の望ましさ:個人の価値と世間の価値の推測

研究課題

研究課題/領域番号 20730433
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育心理学
研究機関東京未来大学

研究代表者

大橋 恵  東京未来大学, こども心理学部, 講師 (30454185)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード教育系心理学 / ふつう / 価値観 / 対人認知 / 小学生 / 中学生 / 大学生
研究概要

日本人が伝統的に重んじてきたと思われる価値「ふつう」について、世間の価値観として認識され続けているために行動に影響するが、実は誰ももう「ふつうさ」にあまり価値をおいていないという形で存在しているのではないかと考えた。本研究では、まず、この現象をシナリオ法を用いた大学生対象の調査で確認した。また、集団圧力の影響を受けやすいといわれている小中学生も、彼らの年代でも上述の乖離が認められる否か、および、「ふつう」を望ましくとらえる程度に関する発達的変化を探るため、小学校高学年・中学生・大学生対象にシンプルな質問を用いた調査を行った。その結果、シナリオ法を用いた場合は乖離が見られるが、質問文で尋ねる場合は乖離が消失していた。これに加え、小学校高学年・中学生は大学生に比べ、「ふつう」をより望ましくとらえるという年代差があることが示された。
さらに、何をもって人を「ふつう」「ふつうではない」と判断しているのか調べるために、中学生・大学生対象に、自由記述式の調査を行った。その結果、性格やその表れと考えられる行動パターンをもってふつうかふつうではないかの判断を行う者が多く、能力や外見は挙げられることはあったが多くはないことがわかった。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 「ふつう」の望ましさについての発達的変化-小学生・中学生・大学生の比較-2010

    • 著者名/発表者名
      大橋恵
    • 雑誌名

      東京未来大学こども心理学部紀要 3

      ページ: 29-36

    • NAID

      110009559779

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書 2009 研究成果報告書
  • [学会発表] ふつうの子・ふつうではない子のイメージ-中学生・大学生の比較2009

    • 著者名/発表者名
      大橋恵
    • 学会等名
      日本社会心理学会第50回大会・日本グループダイナミクス学会56回大会合同大会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-10-11
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [学会発表] ふつうの子・ふつうではない子のイメージ-中学生・大学生の比較-2009

    • 著者名/発表者名
      大橋恵
    • 学会等名
      日本社会心理学会第50回大会・日本グループダイナミクス学会56回大会合同大会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-10-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 「ふつう」の望ましさについての発達的変化-小学生・中学生・大学生の比較-2009

    • 著者名/発表者名
      大橋恵
    • 学会等名
      日本健康心理学会第22回大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-09-07
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書 2009 研究成果報告書
  • [学会発表] ふつうの子・ふつうではない子と判断する基準-中学生と大学生の自由記述から-2009

    • 著者名/発表者名
      大橋恵
    • 学会等名
      日本社会心理学会第51回大会
    • 発表場所
      広島(確定)
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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