研究課題/領域番号 |
20730488
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
本多 結城子 生理学研究所, 研究員 (40469614)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発達 / NIRS / 顔認知 / 光トポグラフィ |
研究概要 |
今年度は、昨年度より投稿中であった乳児と成人の実験結果をまとめた論文を、2度のRevisionょ経て、国際脳科学雑誌「Brain Research」に掲載されることが決定した。この結果については、顔認知研究専門の会議で発表し、多くの研究者と意見交換をすることができた。 実験面では、新しい試みとして、脳波データと近赤外分光法(NIRS)データの比較をする予定であったが、小児の脳波データの解析までしか行う事ができなかった。本来は脳波とNIRS同時記録が望ましいと考えていたが、小児の頭部は小さいため、同時記録は難しいという問題があった。NIRSデータについては、今後記録を行い、今年度まとめた脳波データと比較を行っていく予定であるが、同時記録についても問題を克服して、再度挑戦する予定である。 また昨年度の研究の問題点を克服するために、今年度はNIRSの実験方法や解析方法に関する情報収集にも努めた。多くの学会に参加し、健常者のみでなく、発達障害や精神障害の分野でのNIRS研究についても情報を集め、群馬大学精神科を中心にNIRSを精神障害のスクリーニングに利用するための大規模な計画があるという情報を得ることがてきた。精神障害のスクリーニングに利用できた場合、私のNIRS研究の最終目標としている小児の発達障害のスクリホニングにも応用できる可能性が考えられるため、この情報は本研究にとって非常に有用であった。
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