研究課題/領域番号 |
20730520
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名寄市立大学短期大学部 |
研究代表者 |
鹿嶋 桃子 名寄市立大学短期大学部, 講師 (20435209)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,597千円 (直接経費: 1,229千円、間接経費: 368千円)
2010年度: 297千円 (直接経費: 229千円、間接経費: 68千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 遊び / 保育者 / 発達 / 相互行為分析 / 保育学 / 幼児の遊び / 遊びと発達 / 相互行為 / 創造性 / 協同的活動 / 発達心理学 / 教育学 / 保育者による援助 |
研究概要 |
近年、子どもの遊びが変化してきていると言われる。また少子化の進む現在、子どもが集団となって遊ぶことができる場としての集団保育の重要性が増している。そこで、本研究では、保育所における自由遊びを観察することで、(1) 子どもの遊び変化の内実を明らかにすること、(2) 保育者による遊び援助の視座を明らかにしていくことを主たる目的とした。またその際、日々の実践を通して、子どもの遊びと発達を援助している保育者の側からみた「子どもの遊びの変化」および、それに対応した「遊び援助の視座」を分析することを目標とした。本年度は、遊びの主体者としての子ども、遊びを援助・指導する人的環境としての保育者、物的環境としてのモノ(玩具等)という重層構造をなす保育における遊びを、フィールドにおける参与観察から明らかとした。 さらに、保育者の側からみた援助の視座について分析するために、参与観察により得られた客観的データおよびその解釈について、保育者とデータセッションを行った。その結果、第一に子どもの日常的実践と保育における遊びは切り離すことができないことが明らかとなった。第二に援助の視座としては、遊びの発達のみならず、主体者としての子どもの全人的な発達の援助を目指すための複眼的視座が必要であることも明らかとなった。次に、具体的にどのように遊びを通した発達を促していくべきかについて、(1) 保育者の援助内容を把握するためのカテゴリー表及び質問項目作成のため、国内外の先行研究整理を行うこと、(2) (1)に基づいて保育者に質問紙調査ならびに面接調査を実施することを計画していた。しかし、研究年度途中に研究代表者が妊娠し、その経過が思わしくなかったことから研究は中断を余儀なくされ、来年度に研究を延期することとした。
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