研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、戦後教育改革期における南原繁の教育行政論を分析し、教育行政制度の今日的あり方を歴史的視点から考察することである。成果は次のとおりである。南原繁の戦後教育行政改革構想は、戦前の教育行政が集権主義的、官僚主義的であったことへの批判に端を発する。文部省に対して、教育者の自主性を尊重し、自らの任務を教育の条件整備へと転換することを求めると同時に、地方については教育委員会の設置を求めていた。ただし教育委員の選任方法については、公選制と任命制の間で葛藤していた。
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