研究課題
若手研究(B)
産業別就業者比率が高く、かつ大卒就業者の比率が高いという点で、大卒就業者数の増加に大きな影響を与えてきたのがサービス業である。サービス業従事者数の増加が大きかった地域では、就業者数の拡大のみならず大卒者比率の上昇も顕著であった。一方でサービス業従事者数の増加が相対的に小さかった地域では学歴構成の上昇も大きくなく、大卒者の新規参入に困難があったことがうかがわれる。さらに後者の地域では、特に若年者の参入が少なく、大卒の若年者にとって労働市場への参入の容易さが地域によって異なるとともに、そうした背景が地域間の就業構造の差異を拡大していることが指摘できる。
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日本都市学会年報 Vol.42
ページ: 159-164
40016708792
日本都市学会年報 42