研究概要 |
本研究ではSm-146に着目し、Sm-146の半減期測定とSm-146近傍核の核反応データ測定を行った。Sm-146の半減期測定については長半減期α放射性核種のSm-147を出発物質に3種類の核反応を用いて^<146>Smを製造しそれぞれ異なる放射能比と原子数比の試料より^<146>Smの半減期を測定した。また、10-50MeVにおける^<147>Sm(γ,n)^<146>Pm反応と^<147>Sm(γ,p)^<146>Pm反応、3-12MeVにおける^<146>Nd(p,n)^<146>Pm反応の核反応断面積測定を行った。これらの半減期と核データを用いて、Sm-146近傍核においてp核の元素合成に関する経路について、定量的な理解が実験値を用いてできるようになった。
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