研究課題
若手研究(B)
1M塩化カリウム中に分散させた2-フルオロトルエン液滴の電磁泳動挙動の観測を行い、実測された泳動速度から2-フルオロトルエンの表面電気伝導度が求められた。また、界面活性剤を添加した場合の2-フルオロトルエン液滴の電磁泳動速度から、添加した界面活性剤濃度が高いほど表面電気伝導度が大きくなり、その泳動挙動から液滴表面吸着分子のキャラクタリゼーションや定量が可能であることが示された。さらに、イオン液体液滴の電磁泳動挙動の観測から、イオン液体においては表面電気伝導度だけでなく、内部の電導度も電磁泳動挙動に影響している可能性が示唆され、本手法は液滴を用いたマイクロ反応系における液液界面吸着分子および内包成分の新規な検出法として期待できる。
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