グラフトフロム法による高密度環状グラフト共重合体の創製

• 研究課題/領域番号: 20750086
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 高分子化学
• 研究機関: 京都工芸繊維大学
• 研究代表者: 足立 馨 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教 (40401533)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 高分子合成 / ナノ材料 / トポロジー

研究概要

グラフトフロム法を用い、環状高分子と分岐高分子の融合である環状グラフト共重合体合成技術の開発を行った。アニオン重合と原子移動ラジカル重合の両面からグラフト重合を検討した結果、特にアニオン重合を用いることで、簡便な環状グラフト共重合体合成技術を開発に成功した。さらに環状グラフト共重合体の原子間力顕微鏡による一分子観察より、サイズの揃った環状グラフト共重合体に基づくドーナツ状分子の観察を実現し、また本手法の拡張による種々の特殊高分子への応用を確立した。

研究成果

• [雑誌論文] Multibranched polycarbonates via interfacial polycondensation by using uniform size hemi-telechelic polystyrene macromonomers having a dihydroxyphenyl end group, Design (2010)
  • 著者名/発表者名: M.Yamamoto, N.Uchimura, K.Adachi, Y.Tsukahara
  • 雑誌名: Monom. Polym 13 ページ: 445-458
  • 査読あり
• [雑誌論文] Multibranched polycarbonates via interfacial polycondensation by using uniform size hemi-telechelic polystyrene macromonomers having a dihydroxyphenyl end group (2010)
  • 著者名/発表者名: M.Yamamoto, N.Uchimura, _K.Adachi, Y.Tsukahara
  • 雑誌名: Designed Monomers and Polymers 巻: 13 ページ: 445-458
  • 査読あり
• [雑誌論文] Topological Polymer Chemistry in Pursuit of Elusive Polymer Ring Constructions (2009)
  • 著者名/発表者名: K.Adachi, Y.Tezuka
  • 雑誌名: J.Synth.Org.hem.,Jpn 67 ページ: 1136-1143
  • NAID: 10026866578
  • 査読あり
• [雑誌論文] Topological Polymer Chemistry in Pursuit of Elusive Polymer Ring Constructions (2009)
  • 著者名/発表者名: Kaoru Adachi, Yasuyuki Tezuka
  • 雑誌名: Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan 67 ページ: 1136-1143
  • NAID: 10026866578
  • 査読あり
• [雑誌論文] ATRP-RCM Synthesis of 8-shaped Poly(methyl acrylate) Using a 4-Armed Star Telechelics (2008)
  • 著者名/発表者名: S.Hayashi, K.Adachi, Y.Tezuka
  • 雑誌名: Polym.J. 40 ページ: 572-576
  • NAID: 10021118261
  • 査読あり
• [雑誌論文] ATRP-RCM Synthesis of Cyclic Diblock Copolymers (2008)
  • 著者名/発表者名: K.Adachi, S.Honda, S.Hayashi, Y.Tezuka
  • 雑誌名: Macromolecules 41 ページ: 7898-7903
  • 査読あり
• [雑誌論文] ATRP-RCM Synthesis of Cyclic Diblock Copolymers (2008)
  • 著者名/発表者名: K. Adachi, S. Honda, S. Hayashi, Y. Tezuka
  • 雑誌名: Macromolecules 41 ページ: 7898-7903
  • 査読あり
• [雑誌論文] ATRP-RCM Synthesis of 8-shaped Poly(methyl acrylate)Using a 4-Armed Star Telechelics (2008)
  • 著者名/発表者名: S. Hayashi, K. Adachi, Y. Tezuka
  • 雑誌名: Polym. J 40 ページ: 572-576
  • NAID: 10021118261
  • 査読あり
• [学会発表] 反応性オリゴマー/ポリマーを用いた特殊構造高分子の設計とその機能 (2011)
  • 著者名/発表者名: 足立馨
  • 学会等名: 精密ネットワークポリマー研究会第4回若手シンポジウム
  • 発表場所: 兵庫県立大学
  • 年月日: 2011-03-08
• [学会発表] 反応性オリゴマー/ポリマーを用いた特殊構造高分子の設計とその機能 (2011)
  • 著者名/発表者名: 足立馨
  • 学会等名: 精密ネットワークポリマー研究会 第4回若手シンポジウム
  • 発表場所: 兵庫県立大学(招待講演)
  • 年月日: 2011-03-08
• [学会発表] Grafting-from法による太陽型高分子の構築 (2010)
  • 著者名/発表者名: 濱口裕介・植村亮太・足立 馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-15
• [学会発表] 逐次的なリチオ化によるポリ(p-メチルスチレン)マクロイニシエーター及びハイパーブランチドポリマーの合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 西村英起・植村亮太・足立 馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-15
• [学会発表] アルキル多置換芳香族化合物のメタル化によるビニルモノマーのリビングアニオン重合挙動と多分岐ポリマーへの応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 森一平・植村亮太・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子討論会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-15
• [学会発表] P-メチルスチレンオリゴマーのメタル化によるマクロイニシエーター化とそのリビングアニオン重合:生成ポリイソプレンのミクロ構造へのメタル化剤の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植村亮太・森一平・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2010-05-27
• [学会発表] p-メチルスチレンオリゴマーのメタル化によるマクロイニシエーター化とそのリビングアニオン重合:生成ポリイソプレンのミクロ構造へのメタル化剤の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植村亮太・森一平・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2010-05-26
• [学会発表] メチル置換芳香族化合物のメタル化物によるイソプレンのリビングアニオン重合と星形高分子の合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 森一平・植村亮太・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2010-05-26
• [学会発表] 環状ポリ(p-メチルスチレン)マクロイニシエーターによる太陽型高分子の合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 濱口裕介・植村亮太・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第59回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2010-05-26
• [学会発表] アニオントランスファーを伴う開始反応によるイソプレンのリビングアニオン重合 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森一平・植村亮太・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] リビングラジカル重合を用いた片末端重縮合性マクロモノマーの合成および界面重縮合によるグラフトコポリマー化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本稔・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] Sun-shaped polymerの設計を目指した環状高分子の合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 濱口裕介・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] Sun-shaped polymerの設計を目指した環状高分子の合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 濱口裕介・一足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪キャンパス
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] アニオントランスファーを伴う開始反応によるイソプレンのリビングアニオン重合 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森一平・植村亮太・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪キャンパス
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] リビングラジカル重合を用いた片末端重縮合性マクロモノマーの合成および界面重縮合によるグラフトコポリマー化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本稔・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪キャンパス
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] アニオン移動によるp-メチルスチレンオリゴマーのマクロイニシエーター化とその反応特性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植村亮太・濱口裕介・森一平・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] アニオン移動によるp・メチルスチレンオリゴマーのマクロイニシエーター化とその反応特性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 植村亮太・濱口裕介・森一平・足立馨・塚原安久
  • 学会等名: 第58回高分子討論会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪キャンパス
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] 環状高分子と分岐状高分子の融合 : Sun-shaped高分子の合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立馨、植村亮太、塚原安久、林正太郎、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子討論会
  • 発表場所: 大阪市立大学
  • 年月日: 2008-09-25
• [学会発表] 環状高分子と分岐状高分子の融合: Sun-shaped高分子の合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立馨、植村亮太、塚原安久、林正太郎、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子討論会
  • 発表場所: 大阪市立大学
  • 年月日: 2008-09-24
• [学会発表] ATRP-RCMプロセスによる環状ブロック共重合体の合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 本多智、林正太郎、足立馨、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子討論会
  • 発表場所: 大阪市立大学
  • 年月日: 2008-09-24
• [学会発表] ATRP-RCMプロセスによる単環状・多環状高分子の合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 林正太郎、足立馨、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-05-29
• [学会発表] 環状骨格を有するくし型ポリテトラヒドロフランの合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 林正太郎、足立馨、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-05-29
• [学会発表] ATRP-RCMプロセスを用いた環状ブロック共重合体の合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立馨、林正太郎、手塚育志
  • 学会等名: 第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-05-29