研究課題/領域番号 |
20750139
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 九州大学 (2009) 福岡教育大学 (2008) |
研究代表者 |
中川 治 九大, 薬学研究科(研究院), 助教 (90380691)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | DNA損傷 / 8-オキソグアノシン / 8-oxoG-clamp / 蛍光プローブ |
研究概要 |
代表的なDNA損傷塩基である8-オキソグアノシン(8-oxo-dG)の簡便迅速な検出法の開発は、変異や疾患との関連性解明する上で極めて重要である。これまでに8-oxo-dGに対して特異的な蛍光消光を示すプローブ"8-oxoG-clamp"を開発している。本研究ではDNA中の配列選択的な8-oxo-dG検出法の開発を目指し、8-oxoG-clampをオリゴヌクレオチド(ODN)に導入し融解温度(T_m)及び蛍光スペクトル測定により評価した。8-OxoG-clampの糖部5',3'位水酸基をそれぞれジメトキシトリチル化、ホスホロアミダイト化し、DNA自動合成装置を用いて8-oxoG-clampをODNへ導入した。T_m測定の結果、ODNに導入した8-oxoG-clampは、相補鎖ODN中の8-oxo-dGに対して天然塩基と同等な親和性を有することが分かった。更に蛍光スペクトル測定より、導入部位により多少の配列依存性が確認されたものの、8-oxoG-clampは8-oxo-dGに対して選択的な蛍光消光能を有することを明らかにした。この結果を受け、8-oxoG-clampの選択的親和性の向上・配列依存性の克服を目指し、種々新規な8-oxoG3clamp誘導体を合成・評価した。その結果、幾つかの誘導体はヌクレオチドレベルにおいて既存の8-oxoG-clamp上回る選択性・特異的な蛍光消光能を有していた。そこで、特にDNA検出に理想的な特性を示したamino-pyridinyl38-oxoG-clampをDNA合成前駆体へと導き、効率よくODNへ導入した。この新規誘導体はODN中の8-oxo-dGに対して優れた蛍光消光を示した。
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