抗ガン剤/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞毒性

• 研究課題/領域番号: 20750162
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 無機工業材料
• 研究機関: 岩手大学
• 研究代表者: 會澤 純雄 岩手大学, 工学研究科, 助教 (40333752)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 層状・層間化合物 / ドラッグデリバリーシステム / 層状複水酸化物 / インターカレーション / 抗ガン剤 / 生体分子 / 細胞毒性 / 有機修飾 / ポリエチレングリコール / 取り込み / ペプチド

研究概要

層状複水酸化物(LDH)は,ドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用が期待される無機ナノ粒子の一つである,本研究では,抗ガン剤である5-fluorouracil(5-FU)とLDHを複合化した5-FU/LDHならびに5-FU/LDHを各種生体分子により修飾した生体分子/5-FU/LDHを合成し,その細胞毒性について検討した,その結果,各種5-FU/LDHの合成に成功した,5-FU/LDHの細胞毒性は5-FUに比べ高くなり,さらに生体分子/5-FU/LDHはガン細胞に対し多くの5-FUを輸送でき,細胞毒性が向上することを見出した,以上の結果,生体分子/薬物/LDHは少ない薬物の量で効果的に作用するDDSへの応用が期待される,

研究成果

• [雑誌論文] 医薬成分のキャリアとしての層状複水酸化物 (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄
  • 雑誌名: 粘土科学 48 ページ: 137-144
  • NAID: 10021865330
• [雑誌論文] Intercalation Behavior of 5-Fluorouracil into Mg-Al Layered Double Hydroxide (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Yasutake, S. Aisawa, N. Kobashi, S. Takahashi, H. Hirahara, E. Narita
  • 雑誌名: Clay Science 4 ページ: 49-54
  • NAID: 110007041941
  • 査読あり
• [雑誌論文] Intercalation Behavior of 5-Fluorouracil into Mg-Al Layered Double Hydroxide (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Yasutake et.al.
  • 雑誌名: Clay Science 14 ページ: 49-54
  • 査読あり
• [学会発表] 抗がん剤/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞輸送特性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 成田榮一
  • 学会等名: 資源・素材学会平成22年度春季大会
  • 発表場所: 東京大学生産技術研究所
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] 抗がん剤/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞輸送特性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄
  • 学会等名: 資源・素材学会 平成22年度春季大会
  • 発表場所: 東京大学生産技術研究所, (東京都)
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] 表面修飾した抗がん剤/層状複水酸化物の合成とその細胞増殖抑制効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 熊坂惇, 安武愛子, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 近畿大学
  • 年月日: 2010-03-27
• [学会発表] 表面修飾した抗がん剤/層状複水酸化物の合成とその細胞増殖抑制効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, ら
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 近畿大学(東大阪市)
  • 年月日: 2010-03-27
• [学会発表] ペプチド/抗がん剤/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞増殖抑制効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 安武愛子, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 無機マテリアル学会第119回学術講演会
  • 発表場所: 大垣市情報工房スインクホール
  • 年月日: 2009-11-06
• [学会発表] ペプチド/抗がん剤/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞増殖抑制効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, ら
  • 学会等名: 無機マテリアル学会第119回学術講演会
  • 発表場所: 大垣市情報工房スインクホール(大垣市)
  • 年月日: 2009-11-06
• [学会発表] 生体分子/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞への取り込み (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄
  • 学会等名: 平成21年度化学系学協会東北大会第2回ナノマテリアルコロキウム
  • 発表場所: 日本大学工学部(郡山市)
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] 生体分子/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞への取り込み (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄
  • 学会等名: 平成21年度化学系学協会東北大会 第2回ナノマテリアルコロキウム
  • 発表場所: 日本大学工学部(郡山市)
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] 層状複水酸化物を用いたドラッグ・デリバリー・システム (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 第53回粘土科学討論会
  • 発表場所: 岩手大学
  • 年月日: 2009-09-11
• [学会発表] 抗がん剤/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞毒性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 熊坂惇, 安武愛子, 會澤純雄, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 第53回粘土科学討論会
  • 発表場所: 岩手大学
  • 年月日: 2009-09-11
• [学会発表] 抗がん剤/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞毒性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 熊坂惇, 安武愛子, 會澤純雄, ら
  • 学会等名: 第53回粘土科学討論会
  • 発表場所: 岩手大学(盛岡市)
  • 年月日: 2009-09-11
• [学会発表] 層状複水酸化物を用いたドラッグ・デリバリー・システム (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄
  • 学会等名: 第53回粘土科学討論会
  • 発表場所: 岩手大学(盛岡市)
  • 年月日: 2009-09-11
• [学会発表] ペプチド/5-フルオロウラシル/層状複水酸化物の合成とその細胞増殖抑制効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 安武愛子, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 第25回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 東京ドームホテル
  • 年月日: 2009-07-03
• [学会発表] ペプチド/5-フルオロウラシル/層状複水酸化物の合成とその細胞増殖抑制効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, ら
  • 学会等名: 第25回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 東京ドームホテル, (東京都)
  • 年月日: 2009-07-03
• [学会発表] Peptide-embellished 5-FU/LDH Nanohybrid Particles for Drug Delivery System (2009)
  • 著者名/発表者名: A. Yasutake, S. Aisawa, H. Hirahara, S. Takahashi, E. Narita
  • 学会等名: The 14th International Clay Conference 2009
  • 発表場所: Castellaneta Marina, Italy
  • 年月日: 2009-06-14
• [学会発表] Peptide-embellished 5-FU/LDH Nanohybrid Particles for Drug Delivery System (2009)
  • 著者名/発表者名: 安武愛子, 會澤純雄, et al.
  • 学会等名: The 14th International Clay Conference 2009
  • 発表場所: Calane Conference Centre(Italy)イタリア
  • 年月日: 2009-06-14
• [学会発表] Synthesis and Cellular Uptake of Peptide Modified 5-Fluorouracil/Layered Double Hydroxide Nanohybrid (2009)
  • 著者名/発表者名: S. Aisawa, A. Yasutake, H. Hirahara, S. Takahashi, E. Narita
  • 学会等名: 15th International Symposium on Intercalation Compounds, Tsinghua University
  • 発表場所: Beijing, China
  • 年月日: 2009-05-11
• [学会発表] Synthesis and Cellular Uptake of Peptide Modified 5-Fluorouracil/Layered Double Hydroxide Nanohybrid (2009)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, et al.
  • 学会等名: 15th International Symposium on Intercalation Compounds
  • 発表場所: Tsinghua University(Beijing)中国
  • 年月日: 2009-05-11
• [学会発表] Application of 5-Fluorouracil Intercalated Layered Double Hydroxide for Drug Delivery System (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Yasutake, S. Aisawa, N. Kobashi, S. Takahashi, H. Hirahara, E. Narita
  • 学会等名: 6th International Conference on Inorganic Material
  • 発表場所: Dresden, Germany
  • 年月日: 2008-09-30
• [学会発表] Application of 5-Fluorouracil Intercalated Layered Double Hydroxide for Drug Delivery System (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Yasutake et.al.
  • 学会等名: 6th International Conference on Inorganic Material
  • 発表場所: Dresden・Germany
  • 年月日: 2008-09-30
• [学会発表] 5-フルオロウラシル/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞増殖抑制効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 小橋直将, 安武愛子, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 第52回粘土科学討論会
  • 発表場所: 沖縄ポートホテル
  • 年月日: 2008-09-04
• [学会発表] 5-フルオロウラシル/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞増殖抑制効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄ら
  • 学会等名: 第52回粘土科学討論会
  • 発表場所: 沖縄ポートホテル・那覇市
  • 年月日: 2008-09-04
• [学会発表] 無機層状化合物へのペプチド類の取り込み挙動 (2008)
  • 著者名/発表者名: 安武愛子, 會澤純雄, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 無機マテリアル学会第116回学術講演会
  • 発表場所: 首都大学東京
  • 年月日: 2008-06-06
• [学会発表] 層状複水酸化物への5-フルオロウラシルの取り込み挙動 (2008)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄ら
  • 学会等名: 無機マテリアル学会第116回学術講演会
  • 発表場所: 首都大学東京・八王子市
  • 年月日: 2008-06-06
• [学会発表] 5-fluorouracil/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞毒性試験 (2008)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄, 小橋直将, 安武愛子, 高橋諭, 平原英俊, 成田榮一
  • 学会等名: 第24回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 六本木アカデミーヒルズ
• [学会発表] 5-fluorouracil/層状複水酸化物複合体の合成とその細胞毒性試験 (2008)
  • 著者名/発表者名: 會澤純雄ら
  • 学会等名: 第24回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 六本木アカデミーヒルズ・港区
• [備考]
  • URL: http://www.eng.iwate-u.ac.jp/jp/seeds/docs/sumio_AISAWA_1.pdf
• [備考]
  • URL: http://www.eng.iwate-u.ac.jp/jp/seeds/docs/sumio_AISAWA_1.pdf