| 研究概要 |
抵抗低減流体である高分子水溶液および蒸留水のマイクロチャンネル内流れにおける壁面極近傍の流動特性をPTVとエバネッセント光を組み合わせることで明らかにした.蒸留水の速度分布は壁面からの距離zが53nm<z<300nmの領域において二次元ポアズイユの分布とよく一致し,従来の速度測定の分解能を大きく向上させることが出来た.一方,高分子水溶液の速度分布は,53nm<z<300nmの領域で同一流量の蒸留水と比較して大きく増加した.その勾配は壁面近傍ほど大きくなった.また,この傾向は分子量の増加とともに顕著になった.
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