研究課題/領域番号 |
20760186
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
川越 明史 鹿児島大学, 大学院・理工学研究科(工学系), 助教 (40315396)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 超伝導コイル / 伝導冷却 / 電力貯蔵 / 瞬低 / NbTi / MgB_2 / 結合損失 / 安定性 / パルスコイル / SMES / CuNi |
研究概要 |
半導体工場などを瞬時電圧低下から保護するための電力貯蔵装置の開発が期待されている。このためには数MW 級の出力を1秒間出力することが要求される。このような装置として超伝導電力貯蔵装置が期待されている。本研究では、この装置に使用する伝導冷却型パルスコイルを低コストで開発するための検討を行った。生産コストの最も低いNbTi線材を使用する場合、CuNi等の高電気抵抗材料を母材に使用した低損失線材を使用した方が、よりコンパクトで低コストにできることを示した。また、安定性の高いCu母材のNbTi線材でも、テープ形状導体を使用し、コイル構造材への熱拡散効果を最適設計することによって、従来型よりも性能向上が期待できることを明らかにした。さらに、20Kで使用することが期待されているMgB2線材を使用した場合の検討も行い、その性能向上のためには高アスペクト比のテープ形状にすることが有効であることを短尺線材の試験で明らかにした。ならびにこのようなテープ形状の線材を活用するための導体設計についても検討を行い、3T級の磁界が発生できる小型のコイルを並列導体で巻線し、安定に通電できることを実験的に示した。
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